MS04 プロトタイプザク
ミノフスキー粒子散布下での近接戦闘用に開発された新兵器は、Mobile Space Utilty Instruments Tactical=機動汎用戦術宇宙機器と呼称され、略してMobileSUIT(モビルス ーツ、以下MS)とされた。初期に開発されたXC05=MS01・クラブマンは戦闘ポッドにアーム を付けたもので、近接戦闘に必要とされる高機動性と汎用性の内、高機動性しか実現できな かった。MS02において、人体を模したAMBAC(Active Mass Balance Autocontrol=能動的 質量移動による自動姿勢制御)システムをZIONIC社が投入し、バーニアを使用せずに姿勢 制御をおこうなう事が可能となった。デッドウェイトと思われた手足は、非常に有効な姿 勢制御システムであり、しかも汎用性をも確保させる事になったのである。MS03では実戦 用に装甲が強化されたが、重量増の為高機動性を維持できなくなってしまった。しかしミ ノフスキー力学により作成された新型の高性能反応炉で飛躍的に出力が増大され、こ の結果高機動性を確保する事に成功、終に人類史上初のMS、MS04・プロトタイプが完成さ れた。本機はMSシリーズの前の名前、XCシリーズの頭文字を取ってザクと命名された。プ ロトタイプザクは幾多のテストを経てMS05を産み出すに到り、かつ地球連邦軍のMSもMS05 から派生して生み出された事から、本機はジオン公国、地球連邦軍双方のMSの原点と言える。 |
性能表
搭乗員 | エリオット・レム少佐 |
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全高 | 不明 |
全重量 | 不明 |
ジェネレーター出力 | 不明 |
スラスター総出力 | 不明 |
センサー有効範囲 | 不明 |
装甲材質 | 超高張力鋼 |